専門診

脊椎脊髄診

脊椎診のご紹介

● 脊椎診とは

 脊椎診では、くびから腰までのすべての背骨の病気(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症とすべり症、頚髄症に靭帯骨化症、脊椎腫瘍と脊髄腫瘍、さらに首下がりや腰曲がりと呼ばれている後弯症・側弯症といった脊柱変形)の治療を数多く行っております。必要に応じて内視鏡・顕微鏡を使用することはもとより、昨年から当院に開設されたハイブリッド手術室では手術中にあらゆる方向・角度での背骨の画像を確認することが可能となり、きわめて安全かつ正確な手術を行うことができます。世界中のどの施設にも引けを取らないと申し上げても過言ではありません。背骨の専門医(豊根・白旗・工藤・男澤・松岡)が、皆様のご心配を解決できるように診断と治療に専念しておりますので、どうぞご相談ください。

● 脊椎診を受診するには

脊椎診は毎週水曜日の午後におこなっております。豊根の初診外来は水曜日の午前です。ご都合にあわせて、どちらにかかられても大丈夫です。可能であれば、かかりつけ医の紹介状(診療情報提供書)や、これまでに検査されたレントゲンやMRI、CTなどをお持ちいただけますと、初診時により多くのご説明が可能となります。学会出張などのために休診となることがありますので、あらかじめお問い合わせいただけますと幸いです。

● 代表的な病気

腰部脊柱管狭窄症・腰椎すべり症
歩くと脚が痛くなり、しゃがんで休むと治る(間欠跛行)という症状が代表的な病気です。足の裏のしびれ(何かが貼りついているような感じ)や、つま先立ち・踵歩きができなくなってきた場合には、早めの手術が勧められます。
◎74歳男性 腰部脊柱管狭窄症

両下肢のしびれと間欠性跛行でお困りの患者。MRIにて2椎間の脊柱管狭窄を認め、保存治療にて症状改善しないため紹介となりました。脊柱管狭窄に対し後方除圧(椎弓形成術)施行し、下肢のしびれや間欠性跛行は改善しました。

術前MRIでは2か所で強い神経の圧迫があります

術後MRIにて脊柱管の拡大が確認できます。

◎64歳女性 腰椎辷り症

腰痛と両下肢しびれ、間欠性跛行でお困りの患者。レントゲンにて第四腰椎の前方すべりと、MRIにて同部位の狭窄認め手術となりました。後方より神経の圧迫の除去とすべり椎間の固定術を施行され、腰痛と間欠性跛行は改善しました。

術前術後のレントゲンとMRIではすべり症に伴う不安定な部位が固定され、神経の圧迫が除去されていることがわかります。

頚髄症・頸椎椎間板ヘルニア

手足がしびれることではじまることの多い病気ですが、箸を使う・ボタンをかけるといった細かい作業がしづらい、階段を降りづらい、といった症状が出てきた場合には、手術をお勧めします。

◎79歳女性 頸髄症

両手のしびれと動きのぎこちなさ、歩行時のふらつきを訴えて押し車で入院された患者。MRIにて頚椎での脊髄の圧迫を認めました。後方からの脊髄の除圧術(椎弓形成術)を施行され、手のしびれと使いにくさは改善し独歩で退院となりました。

術前MRIにて認めた脊髄の圧迫は、術後MRIでは消失していることがわかります。

以上は代表的な脊椎の疾患ですが、どちらの病気も治療法は確立されており安心して手術をお受けいただくことができると考えています。

また、当院では成人脊柱変形(側弯症や後湾症:いわゆる腰曲り)に対して椎体骨切り術や側方侵入椎体間固定術を用いた積極的治療を行っており、近隣はもとより遠方からもたくさんの患者さんをご紹介いただいております。

● 腰が曲がって歩けない患者さまに対する当院での手術治療例

◎74歳女性 後側弯症

腰痛と歩行困難のため来院。手術(椎体骨切り術)により支障なく日常生活を送られています。

◎63歳女性

骨粗鬆症による脊椎圧迫骨折後に腰が曲がり、強い腰痛とともに歩行困難になりましたが、手術(椎体置換術)により、痛みなく、すっかり以前の生活にもどられました。

◎82歳男性

前医での腰椎固定手術の1年後から、からだが左に大きく傾き、歩行困難に。手術(側方・後方固定術)により、痛み・歩行ともに改善し、とてもお元気になられました。

◎75歳女性
からだが右に傾くため、右手でからだを支えないと立っていられないため来院。2か所の椎間板に対する手術(側方・後方固定術)により、通常の生活を送られています。

(2017年3月21日更新)