大学院
大学院医学
研究科

大学病院に所属するメリットの1つは、医学博士(学位)を取得できることです。一般的に大学病院の講師以上、国公立病院の部長、一部の部長職には、学位がないと昇進できません。
大学院の修業年限は4年間です。
学費は、初年度は入学金等合わせて90万円(昭和大学出身者は施設費が免除になり60万円)、 2年次以降は年額50万円です。入学は春入学(4月)と秋入学があり、入学試験は、英語と口頭試問があります。所定の単位を取得し、論文審査に合格すると、学位(医学博士 甲)が授与されます。
入試要項については、昭和大学ホームページをご覧ください。大学院について分からないことがあれば、山村まで連絡してください。
新専門医制度に
おける大学院
について
当医局では、多くの医局員が大学院に進学しています。新専門医制度では基本的に専門医を取得した後に大学院で研究を行います。研究内容は臨床研究から基礎研究まで多岐に渡り、希望するコースに進むことができます。大学院に進学した全員が医学博士を取得できるよう、教室をあげて応援します。

☆大学院コースの例:基本的に専門医取得後に大学院に進学します
- 初期臨床研修 2年間
- 専攻医 4年間:整形外科専門医取得
(入局後、4年目に大学院試験) - 入局5年目: 大学院入学
楽しい!!・苦しい?? 大学院生活開始 - 約4年間、大学院生生活
(最低2年間 [5.6年目]は研究活動に従事)- 研究の進行具合により、3.4年目は関連病院への出向や留学など、多くの選択肢があります
- Accept後に学位審査を経て、医学博士取得 (Ph.D.) [おめでとう!]
- 学位取得後は大学スタッフ・関連病院・留学へ!?
☆大学院に関する、「Q and A」
Q.大学院進学の意義は?
A.立派な整形外科になるのに必須ではありませんが…医師としての幅が広がります!
- 大学医局に入局する最大のメリットの1つは、学位を取得できることです。
- 多くの皆さんは、臨床業務を今後40年以上行います。そのごく一部の期間、「研究活動に没頭する!」と考えるのはどうでしょうか?
- 大学や関連病院のPosition (講師以上・部長) によっては必要な場合がある。
- 留学の際に学位が必須の施設がある(持っていないと困るかも?)。
- 培った研究能力は、今後の研究立案や国際学会・論文作成の際に役立ちます。
Q.研究内容は?
A.学位研究は臨床研究 ~ 基礎研究と幅広く、希望も聞きます!
(指導医は整形外科学講座 or 基礎講座)
- 臨床研究:臨床Dataを用いて行う研究 (Ex. 手術合併症のリスクファクターは?・この薬剤はどのような患者さんに効果が出にくいのか?など)。
- Translational reserch:臨床Sampleを用いて行う研究 (Ex. 希少疾患の新規バイオマーカーの探索・臨床Dataを用いたBiomechanical studyなど)。
- 基礎研究:マウスの手術モデルを用いた検討・幹細胞を用いた骨折治癒の促進・破骨細胞の機能に関わる新たな遺伝子同定など。
Q.大学院中の給与は?
A.かなり、恵まれてます (詳細はお問い合わせください!)
- 大学院生の経済状況も大切に考えています。外勤日(1日/週)を医局からもらえます。
- さらに、半日~1日/週の整形外科の病院業務を行い、大学より一部給与が出る制度あり。
Q.毎年何人進学できますか?
A.過去に制限された先生はいません!
- 可能な範囲で希望されている先生は全員進学できるように、心がけております。
- 昭和大整形の場合、例年、約20-45 %程度の割合で進学してます。
