専門診

リウマチ投薬治療・外科手術センター

 関節リウマチを中心として関節の病気全般にわたって診療しております。

 関節リウマチは薬による治療だけでよいと考えているかもしれませんが、長期にわたる治療が必要であることが多く、包括的治療(トータルマネージメント)と言って、日常生活における注意や、病気に対する理解とか、それに対処するための考え方や方法などの教育、手術、リハビリテーションなど、治療をするに当たっては総合的なことが必要になります。このようなことから、主治医を内科医にするか、整形外科医にするかについての患者様の集まりである日本リウマチ友の会の調査によりますと、整形外科医が主治医である人が63%、内科医が主治医である人が46%となっています。

 関節リウマチは一昔前までは不治の病と言われてきましたが、早期から治療を開始して骨破壊を最小限に抑えるようにしますと、治ることもあるということが夢ではなくなってきました。そのためには、生物学的製剤(レミケード、エンブレル、アクテムラ、ヒュミラなど)を使用することもあります。関節リウマチというのは、関節をはじめとする運動器を主として冒す病気でありますので、整形外科医がリウマチ以外の関節の変化がないかどうかをよく調べて診断を下すのが適当であります。進行してしまった関節に関しては、それ以上進行しないように適切なリハビリテーションの指導をしたりしてQOLを維持するようにします。また、手術が必要になった際にはそれぞれの関節の専門の医師と密接に連携をとりながら治療を行います。

 このように、関節リウマチの治療には総合的な知識と技術が必要でありますが、内科的合併症が生じた場合には、当科では内科医(特に呼吸器内科)と緊密な連携を保って治療を行っております。コントロール不良例や困難な症例がありましたらご相談下さい。

 関節リウマチは関節が冒される病ですので、上に述べたような包括的医療を行うのは内科医には限界がありますので、整形外科医にコントロールをしていただくのが望ましいことです。

(2017年3月10日更新)