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医師集合写真

藤巻 良昌 先生がアルペンスキーワールドカップで医療統括を務めました。以下、藤巻 先生よりコメントです。

2020年2月22.23両日に新潟県苗場スキー場にて行われた“Audi FIS SKI WORLD CUP2020 Niigata Yuzawa Naeba” 大会において医療救護の統括業務をさせていただきました。
医療スタッフの配置から、選手、観客、関係スタッフに怪我や病人が出た際の搬送ルートなどの確認やマニュアル作りなど、約半年前から準備を開始しました。医師は主にスキーにゆかりの深い同門の先生を中心に声をかけ、看護師は地元湯沢の保健所から、救急隊も湯沢町の協力により救急車1台・救急隊員3名にトレーニングおよびレースで選手が雪上にいる時間帯は常にスタンバイしてもらうことが出来ました。レースコースでは医師とともに苗場スキー場のパトロール隊、自衛隊隊員の方にも配置いただくことができました。


スタート配置での集合写真(左からパトロール、ドクター、自衛隊)
2020年の年明けとともに浮上したコロナウイルス感染症の問題には大変悩まされました。発熱者が出た際の対応・隔離をどのようにするかなどプリンスホテルと打ち合わせを重ね、救急搬送などについては地元救急隊と連携を確認しました。各所でのアルコールスプレーやマスク使用の徹底をはじめ、その時点での最大限の予防を行うことができたと思います。結果として1人の発熱者も出すことなく、また、スキースノーボード客の外傷はそれなりにあったものの、選手・観客・スタッフに搬送を要するような大きな怪我の発生はなく、無事大会を終えることができました。今回の貴重な経験を今後のスポーツ診の活動の糧としてゆきたいと思います。
今回の活動にあたり、ご協力いただきました先生方、快く送り出してくださった北部病院医局の皆様、そして稲垣 教授に深く感謝申し上げます。

昭和大学横浜市北部病院
藤巻 良昌

ご協力いただいた同門の先生(敬称略)
白土 貴史 東京高輪病院/SAJ情報医科学
星田 隆彦 東京明日佳病院(獨協大学スキー部OB)
福田 悠甫 御代田中央記念病院(昭和大学スキー部OB)


大会パンフレットと場内ID