研修・教育制度

教育システムV 石打丸山診療所

 今年もスキーシーズンが到来しました。例年の通り、12月23日から石打丸山スキー診療所が開院します。上級医と下級医がペアーを組んで診療に当たります。昨年度の診療状況は表の通りです。数多くの新鮮外傷を経験できます。

石打丸山スキー場:http://www.ishiuchi.or.jp/

診療所正面

 新潟県南魚沼市にある石打丸山スキー場に、昭和大学整形外科石打診療所があります。当診療所は、昭和30年12月から診療を開始しております。石打丸山スキー場は、昭和24年に営業を開始し、昭和48年には冬季国体の会場になるなど国内有数のスキー場の一つです。

下級生と上級生(専門医)で滞在するため、ギプス(体幹ギプス含む)の巻き方、骨折の整復方法など、ポイントを教えてもらえる場でもあります。当医局としても、実地教育の場として重点を置いておりますので、下級生には必ず専門医を帯同させています。若い先生にとっても、整復技術を学ぶ良い機会になります。

頂上からの風景

 診療時間の空いた時間を利用して、スキーやスノーボードを楽しむこともできます。

ナイター風景

 ナイター(18:00から21:00)もあるため、夕食後は滑りたい人は滑り、休みたい人は休憩となります。

平成22年度の業績

  平成22年度は、平成22年12月25日から診療を開始しました。東北地方太平洋沖地震の影響で、節電対策や来場者の減少のため3月21日でスキー診療所を閉院しました。

 それでも、総患者数498人、スキー外傷148件、スノーボード外傷320件、一般診療30件と1:2でスノーボード外傷が多かったです。

  • 肩関節脱臼 27件
  • 肩鎖関節脱臼 9件
  • 肘関節脱臼 10件
  • 上腕骨骨折 27件
  • 鎖骨骨折 30件
  • 手関節・前腕骨骨折50件
  • 大腿骨骨折1件
  • 下腿骨骨幹部骨折10件
  • 下腿骨高原骨折12件
  • 椎体骨折 9件
  • 頸椎損傷 1件
  • 膝ACL・靭帯損傷 43件
  • 切挫創 54件

でした。

平成21年度の業績

 平成21年度も平成21年12月26日から診療を開始しました。昨年から保険診療が可能になったため、来院する患者さんも負担が減りました。スキー場の診療所なので、当然、スキーとスノーボード外傷ばかりです。ここで、新鮮外傷を診察し、その場で整復および固定を行い、地元の病院へ紹介状を書くことになります。平成22年3月31日に一時休院して、来年のスキーシーズンを待つことになります。

 21年度は、スキー外傷150件、スノーボード外傷334件ありました。最近の傾向では、スノーボード競技人口が増えているのか、スノーボーダーの受診が多い傾向にあります。一部をご紹介しますと、

  • 肩関節脱臼26件
  • 肩鎖関節脱臼9件
  • 肘関節脱臼10件
  • 上腕骨骨折27件
  • 手関節・前腕骨骨折59件
  • 大腿骨骨折3件
  • 下腿骨骨折26件
  • 腰椎圧迫骨折13件
  • 胸椎圧迫骨折8件
  • 切挫創43件

でした。

(2017年3月12日更新)